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経営理念
We The Philosophy
「私達は、毎日がちゃんと幸せで、成長するいい会社を創ります」 -
社会課題の解決
地域の廃校を、いちごやクラフトビールでにぎわうコミュニティスペースに
THE610BASE(ムトベース)でのアグリ事業を通じて、地域の過疎化、就農人口の高齢化や減少、観光資源不足、廃校の活用等の社会課題に取り組んでいます。
https://fields-the-base.jp/
本社のある京都府福知山市では、廃校が増えています。当社では、その廃校の1つである旧中六人部小学校を借り上げリノベーションし、THE610BASEという新しい地域のコミュニティスペースの運営を始めました。このTHE610BASEでは、校庭にビニールハウスを建て、いちご栽培を行い、実りの季節にはいちご狩りや販売を行っています。カフェも運営しており、採れたてのいちごを使ったメニューも多数用意しています。
クラフトビール事業は4/19からスタートできる運びとなりました。
笑顔集まる楽しい施設となるよう、そして、いちごやクラフトビールを新たな観光資源として創り出していけるよう活動をしています。
── どのような取組をしていますか?
地域の過疎化→THE610BASEを通じて人の集まる場所創りをしています。府外からの雇用も行っています。
就農人口の高齢化や減少→THE610BASEとして、障がい者雇用や多様性の創出を目指し準備を進めています。上記の通り、地元以外の方の雇用も力を入れています。
観光資源不足→いちごや、クラフトビールを新たな観光資源として提案しています。また、THE610BASEという場所が観光スポットとなるよう日々活動しています。クラフトビールの原料となる大麦やホップを自社栽培したり、地域の農家さんと一緒に作ることで地域の方々とのコミュニティも大切にしています。
廃校の活用→THE610BASEの運営をしています。2018年に廃校となった旧中六人部小学校を借り上げてリノベーションし、2020年にTHE610BASEとしてオープンしました。いちごやクラフトビール事業を行う以外にも、夏祭りや、キッズイベント等、様々なイベントを通じて地域の皆さんとの交流の場を創っています。また、小学校~大学生まで、さまざまな年代の学生さん達の社会科見学や農業体験等の校外学習の場としても使用していただいています。
── どのような成果が生まれていますか?
THE610BASEが、笑顔の集まる場所となってきました。来訪者数も年間で1万人を超え、廃校には再び子供たちの笑顔が戻ってきています。廃校を活用することで、地域資源の価値化にもつながり、新しい農業6次化モデルを提唱しています。また、地元の学校の学びの場として、いちご栽培の体験や、大麦栽培等、校外学習の場としても使用していただいています。
THE610BASEの合言葉は、「FUNMER」です。これは、FUN(楽しい)×FARMER(農業)の造語となります。育てるから食べるところまでを責任を持ち、誰もが笑顔になれる楽しい農業がしたい、という想いからTHE610BASEでのアグリ事業が始まりました。「楽しい」が人を繋ぎ、人を集め、人を笑顔にしています。これからも「楽しい」の輪をさらに広げていきたいと思います。 -
従業員・顧客・取引先への配慮
全てのステークホルダーをスパイラルを描くように笑顔にする
2030年に向けた長期ビジョンスローガン「happy spiral」を掲げ、お客様、社員、アライアンス関係者、地域、全てのステークホルダーをスパイラルを描くように笑顔にすることで、持続可能で素晴らしい地域社会を創ります。
全社員が保有している「We Standard Book」では、思いやりとハラスメントに関する方針や、アライアンスパートナーに関する方針、社内コミュニケーションに関する方針、ありがとうに関する方針等、22の様々な方針を定めています。週始めには朝礼でこの方針を読みあげ、全社員の指針となっています。
また、社内制度の1つであるiデアスパイラル制度では、新人もベテランも関係なく気付いた人が気づいた時に変化の提案を出していけるものです。働きやすい職場を自分たちで作っていける制度となるので、全社員が主体的にiデアを提案をして職場環境や労働環境を整えていくことができます。 -
地域社会への配慮
地元の福祉施設とのいちごを使った商品開発、地元の農家との大麦・ホップの栽培に取り組む
本社のある福知山市の廃校をリノベーションして「THE610BASE(ムトベース)」という地域のコミュニティスペースを運営しています。いちご栽培とカフェを運営するアグリ事業や、クラフトビールの製造、販売事業も4/19からスタートします。地元の福祉施設とのいちごを使った商品開発や、地元の農家と一緒にクラフトビールの原料となる大麦やホップの栽培もしています。また、教室や体育館を利用したワークショップや、校外学習、イベント開催等様々な活動もしています。災害時には、地域の方々を守る避難所にもなります。
こうした取り組みから、地域の皆様とのコミュニケーションを図り、過疎化等の地域課題解決にも挑戦しています。
また、「地域貢献に関する方針」を定めており、社員一同、地域の人々や地域社会の発展の為に積極的に活動しています。京都市内の営業所を始め全営業所で、年に3回地域の清掃活動を行う他、騒音への配慮、安全な車両運転、その他礼節やマナーを心掛けた行動を意識しております。 -
環境(未来の社会)への配慮
社会課題に貢献するIoTシステムや検査システムを開発
環境負荷低減に向けたカーボンニュートラルへの取り組みや、社会課題に貢献する製品を自社開発しました。その中の1つが、製造現場や生産管理などあらゆるシーンで利用可能なIoTシステム「PinoT」です。様々な分野で対応できるシステムで、省エネにつながる電気使用量の監視システムとしても実績があります。この他に、工業分野から農業まで幅広い実績のあるAI画像検査システム「Deepi」や、工場設備の無人化・自動化が行える予防予知保全システム「yocchi000」も開発しました。
また、再生可能エネルギーの導入支援や、省エネ設備の設計、リサイクル製品の提供等も行っており、環境保護に取り組み、より持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。