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経営理念
私たちは、関わる全ての人を「笑声」で幸せにします
笑顔の声「えごえ」と読みます。お掃除をしていますと「いつもありがとう」「お疲れ様」などたくさんのお声掛けをいただきます。お掃除をしていると背中越しにお声掛けいただく事も多く、振り向いたときにはお客様が通り過ぎていることもあります。そんなときでも笑顔と分かる声、それが「笑声」です。
人は幸せだから笑顔になるのではなく、笑顔だから幸せになれるのです。
2006年に創業者(叔父)がなくなり、当時のスタッフ全員にアンケートを取りました。その時に会社の方針がわからないというコメントがあり、初めて方針書を作成しました。しかしその時点では、経営理念は知りませんでした。2年後ホームページを更新する際に、他社のHPをいろいろ見ていて、経営理念のことを知り、いろいろなHPや本を見て作りましたが、まったく浸透していませんでした。2012年に「笑声」という言葉を知った社員さんが、挨拶は目と目を合わせて笑声でしよう。という月間目標にして、それがとてもしっくりきて、経営理念にしました。
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経営理念に基づいて、具体的に取り組んでいること
顔が見え、想いを共有する社内づくり
当時は、現場スタッフさんの帰属意識が非常に薄いと感じていました。それを変えたくていろいろ取り組みをしました。
①ハーモニーフロウ(社内報)
本社での出来事、道具の使い方、健康・安全に関すること、その月のお誕生日スタッフ紹介、編集長(社長)の部屋、月の笑声賞(スタッフ)紹介など。
②トップスターミーティング
月2回本社に、社員、現場責任者が集まり勉強会を行っています。
社員が講師を務めています。
③笑声でHAPPY計画書作成
2006年に初めて、方針書を作成して、そこから毎年更新しています。
④笑声でHAPPY計画発表会&大感謝祭
2012年に初めて、現場スタッフさんも集めて、年度計画の発表会&感謝祭を開催し、コロナ期を除いて毎年開催しています。 -
今後のビジョンや展望など
人生100年時代を支える仕事の場づくり
「笑声で日本一」の会社になる。
笑声で日本一の会社とは、勤続年数の長い人が多く、働きたい限り何歳まででも働けて、多様な方が働ける環境があり、自己成長できて、物心両面の幸せを感じられる会社になることです。
創業から57年を迎える現在、50年を超えるお取引をしていただいているお客様も数件あり、他のお客様も長期でお取引いただいています。では、お客様は弊社に何を求めているのでしょうか?
お客様は、弊社に安さを求めてはいません。ビルメンテナンスという仕事は、一回きりのお付き合いではなく、年間契約を結び、長期的にお客様の建物を維持管理する仕事です。お客様は、維持管理を任せられる技術および安定的なサービスの提供を求めておられます。その中で、弊社が選ばれ続ける理由に「人のよさ」があると考えています。日々お客様に対応する、本社スタッフの対応の良さ、また、実際に清掃サービスを提供する事業所スタッフの人のよさ。日々テクノロジーが進化する世の中ですが、どんな良いテクノロジーを使っても、実際に対応する「人」に不満があれば、お客様は、別の会社を選びます。
人生100年時代と呼ばれるようになり、人口の約3割が65歳以上、また、様々な特性を持った方が、約936万人と人口の1割弱と、シニアとあわせて約4割になるということが、現在の日本の状況です。この比率は、今後も高まっていきます。このような流れの中で、様々な方が活躍できる会社になることを目標として、取り組んでまいります。
2030年の到達目標
・PAスタッフ勤続年数10年以上50% 2025年3月現在
17.6%(130名中23名)
・85歳スタッフが現役で活躍 2025年3月現在0名
(現在の最高齢 男性78歳 女性82歳)
・障がい者雇用率10% 2025年3月現在 7.8%(4名)
従業員数は130名ですが、障がい者雇用率の母数は週20時間以 上勤務の51名で計算します。
・新卒者採用10名(2022年2名 2024年1名) -
取り組みにより、どのような社会的インパクトを起こしてきましたか
働きづらさを抱える人の社会参加を後押し
働きづらさを抱えている方の実習受け入れ
(職場見学含む)
2021年度
特別支援学校の生徒 3名
児童養護施設の児童 2名
就労支援からの要請 21名
2022年度
特別支援学校の生徒 9名
児童養護施設の児童 1名
就労支援からの要請 8名
ひきこもり 2名
2023年度
特別支援学校の生徒 12名
児童養護施設の児童 3名
就労支援からの要請 14名
2024年度
特別支援学校の生徒 5名
児童養護施設の児童 0名
就労支援からの要請 11名
ひきこもり 1名
インターンシップ
2021年度 大学生1名
2022年度 大学生4名
2023年度 大学生3名
2024年度 高校生1名
2022年4月 京都橘大学 クロスオーバー型課題解決授業に登壇
2022年9月 はあとふる企業認証
2022年10月 ソーシャル企業認証
2023年10月 元ひきこもりの社員が「ひきこもりVoiceStation全国キャラバン」に登壇
2024年2月 京都新聞社福祉事業団シンポジウム登壇
2025年6月 龍谷大学 「社会福祉学への招待」障害のある人のQuality of Life(QOL)と「働くこと」に登壇
経験者の感想
学校外の方とお話しすることは、新しい世界を知ることでもあり、掃除のすばらしさについて考えるきっかけになり、部屋がピカピカに近づいていくのですごく楽しくなっています。
社員さんが同級生だったことにびっくりしたが、とてもやさしく笑顔が素敵で前向きな方でした。仕事もそんな前向きな姿勢で臨むことが大事だと感じました。
上記のほか、たくさんの感想をいただいています。
ビルメンテナンスを通じて、お客様の建物の修繕費用を抑制し、建物の寿命を延ばすことも提供している価値ですが、よいスタッフさんが働くことで、そこで働く皆さんを元気にすることができます。お客様企業の新年の訓示で、「清掃の人を見たことありますか。いつも明るく働いている」ということを言っていただいたことがあります。清掃サービスが良いだけでなく、周りの人を元気にできることも、とても重要な社会的インパクトだと考えています。
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今後のビジョンや展望により、どのような社会的インパクトが期待できますか
多様性と尊厳を支える社会の実現
・包摂的な社会の実現
多様な背景を持つ人々が働ける環境が整うことで、「誰も取り
残さない」社会づくりが進む。
・自己肯定感と生きがいの向上
働くことで役割や居場所を得られ、精神的な安定や自己価値の
回復につながる。
・福祉依存の軽減と経済的自立支援
就労によって生活保護や支援制度への依存が減り、持続可能な
社会保障制度の構築に貢献。
・地域コミュニティの活性化
地元企業や団体が受け入れを行うことで、地域内のつながりや
相互理解が深まる。
・企業文化の変革
多様な人材の受け入れが、柔軟な働き方や新しい価値観の導入
につながり、組織の創造性を高める。
・次世代への教育的効果
働きづらさを抱える人々の挑戦や支援の姿勢が、若者にとって
「働くこと」の意味や社会貢献の価値を学ぶ機会となる。
・偏見や差別の解消
実際に働く姿を通じて、社会の中にある無意識の偏見が揺さぶ
られ、理解と共感が広がる。 -
従業員・顧客・取引先への配慮
障がいも年齢も力に変える、共に働くためのユニークな文化
年間を通しての、実習受け入れを実施している。
現在障がい者5名を雇用している。
現在の従業員の最高齢は83歳。あと80代を2名雇用している。
表彰制度
2006年より、表彰式を開催。
表彰制度
最優秀笑声賞
優秀笑声賞
マンスリー笑声賞
永年勤続表彰10年・20年・30年
助っ人賞
乗り越えたで賞
期待の星☆賞
輝いてるで賞
人生これからで賞 ※男女の最高齢スタッフを表彰。
社長賞 ※社員さんが、一年間頑張ったと思うスタッフさんを投票で選び、その方を社長賞として表彰しています。
パートナー賞 ※協力会社さんを表彰しています。
各種レクリエーション
笑声でHAPPY大BBQ大会
笑声でHAPPY歩こう会
笑声でHAPPY大望年会
社長と登る富士登山研修 -
地域社会への配慮
働く場と美化活動で、地域の元気を育てる
毎日の事務所前道路の清掃
10数年前に、山科駅から会社に歩いていた時に、地域のお母さんが朝から掃除している姿を見て、まちがきれいな理由に気づき、その日から会社の前の道路を掃除しています。
また、掃除をしているときに、すれ違う方と挨拶するようになり、どこの誰かは知らないのですが、会話を交わすようになっています。また、地域のみなさんを元気づけたくて、鯉のぼりや七夕飾りを設置しています。
清潔で安全な公共空間を提供することで、地域住民の生活の質の向上に貢献します。株式会社ワタナベ美装は、事務所前道路の清掃を毎日行い、山科美化推進協議会に所属して年2回の河川清掃に参加するなど、地域美化活動に積極的に取り組んでいます
京都中小企業家同友会山科支部に所属し、地産地消、地域の福祉事業所、学生などで実施する、やましなエシカルマーケットの運営・出店に参画している。
京都中小企業家同友会ソーシャルインクルージョン委員会に所属し、障がい者、ひきこもり、児童養護施設の子どもたちなどに、働く場を提供している。
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環境(未来の社会)への配慮
地域清掃や障がい児支援で環境と人を育む
・2022年までISO14001認証取得
・2023年からKES・環境マネジメントシステム・スタンダード認証取得
環境改善目標
電気使用量の削減・紙の使用量の削減・年2回河川清掃活動実施
・電力やガソリンなど、自社のエネルギー使用量を把握し、高効率機器の導入や環境に配慮した製品の購入や製品の開発・製造に取り組んでいる。
・支援学校の生徒、児童養護施設の子どもたちの就労支援




