SOCIAL INNOVATION Meets up KYOTO~ アトツギの未来が京都の未来をつくる ~

2024年8月27日、5名の“アトツギ”さんにご登壇いただき、SOCIAL INNOVATION Meets up KYOTOを開催しました!

この日、皆さんにはどんな事業をしているかだけでなく、「どんな人生を歩んできて、何を大切にしているのか」をお話しいただきました。登壇してくださったのは、こちらの5名です。

株式会社大宮ポンプ製作所 代表取締役 大井 祥吾 さん
株式会社嵯峨ガスセンター 代表取締役 中村 太亮 さん
大和印刷紙工株式会社 代表取締役 小林 汰功 さん
株式会社鳴海餅本店 取締役 鳴海 力哉 さん
夢酒蔵株式会社 代表取締役 大邊 誠 さん

「『そんなことやらなくていい』と社内のメンバーから何度も言われました」

「どうしたら自分も楽しめて、チームの皆も楽しめるかを考えて、社内イベントを企画しています。リソースをあまりかけずにできる方法で!」

「中学受験の時に、精一杯やっているのに成績につながらなくて、苦しみました。それでも両親と塾の先生が自分を信じて応援してくれた。その経験は大きかったと思います」

「利益を目的に事業承継をするのではなく、思いを受け継ぎたい」

「急に現場を仕切ることになって、引き継ぎなんてなかったので、めちゃくちゃ大変でした」

こういった場ではなかなか語られることのない葛藤や迷いも共有いただき、皆で応援し合う場。アトツギとしての決断や変革の背景には、どんな思いがあったのかを知ることで、たくさんの対話が生まれました。

中でも、中村さんがご自身に問いかけた

「自分の命の使い方を自分で決めて、生きているか?」

という言葉は、胸にずしんと響くものがありました。

後半は、会場の皆さんにもご自身の価値観を共有いただく時間を設け、登壇者と参加者が入り混じってたっぷりお話しいただきます。登壇された5名のもとには、応援メッセージが書かれたふせんがたくさん寄せられました。

今回のイベントを一緒に企画・運営してくださったのは、合同会社カーニバルライフさん。新しい視点で対話の場をつくっていただき、私たちにとっても刺激的な時間でした。

最後は、SILK所長の大室悦賀が、「今ここにある、自分自身のやりたいこと」をぜひ大切にしてほしいというメッセージをお伝えさせていただき、交流会へ。

一歩でも外に出ればずぶ濡れになる程のゲリラ豪雨の中、心あたたまる時間を過ごさせていただきました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

取材・文:柴田 明(SILK)