「これからの1000年を紡ぐ企業認定」第3回認定授与式イベントレポート
2018年4月19日、フォーチュンガーデン京都にて、第3回「これからの1000年を紡ぐ企業認定」の認定授与式等を開催しました!
当日の参加者は、第1部から第3部まですべてSILKのパートナーを中心とした招待制。第一回、第二回の認定企業各社にも参加していただき、様々な分野で活躍される事業者が集まりました。
第1部の認定授与式では、今回新たに認定された3社に対して、それぞれ門川市長から認定書と「北山杉」でつくられたトロフィーを授与され、市長から力強い応援メッセージを頂きました。
<第三回認定企業>
有限会社セメントプロデュースデザイン
特定非営利活動法人寺子屋プロジェクト
株式会社日本の窓
認定授与式のあとは、第三回認定企業のプレゼンテーション。
各企業から現在の取組と、その取組を通じて「実現したい未来」を発表していただきました。
京都における社会課題から世界における社会課題まで、様々な地域や分野において、ビジネスの仕組みを通じて社会課題解決に挑戦する認定企業各社のプレゼンテーションに、参加者は熱心に聞き入っていました。
■有限会社セメントプロデュースデザイン
モノのプロデュースから販路までをデザインする会社。各地の伝統産業の職人との協業により生み出した商品のご紹介がありました。そんなセメントプロデュースデザインが実現したい未来は「地産地商」。その土地で生まれた商品をその土地で販売する。職人と商人を結びつけ、持続可能なビジネスを地域に生み出すことを目指していきます。
■特定非営利活動法人寺子屋プロジェクト
全国に7万以上あるお寺に、子どもと大人が学びあう21世紀の寺子屋をつくります。より良い学びを提供するための「現代の寺子屋」を運営。地域のお寺を活用し、様々な年代の子供たちの学びあいの場所をつくっています。また、関わるスタッフの学びになるようなチームづくりにも力を入れているのも寺子屋プロジェクトの特色です。
■株式会社日本の窓
主に欧米の旅行客を対象に、上質なオーダーメイドの日本の旅を提供。人との出会い、心の繋がりに真価を見出し、日本人の魂に触れる手づくりの旅を提案しています。業界をリードするという想いがあるからこそ抱く、観光客の急激な増加により生じる問題に対しての危機感。その地に住む人々の暮らしを大切にしながら、日本の文化を世界へ伝えています。
認定企業のプレゼンテーションの後は、門川市長を交えて第二回、第三回の認定企業のトークセッション。モデレーターは、京都市ソーシャルイノベーション研究所の大室悦賀所長が務めます。
第二回の認定企業の皆さんからこの1年の進化を伺うと、この認定が社員のモチベーションにつながっていたり、認定企業同士の協業が生まれていたり。業種を越えた信頼できるコミュニティが生まれていることを実感しました!
そして第3部は、「1000年を紡ぐ企業認定」の代名詞、認定企業各社と参加者とのダイアログ(意見交換)です。
参加者を招待制にしているのは、お客さんとして参加してもらうのではなく、認定企業各社の取組に対して具体的な提案を考えてくれる方に参加していただき、この場で新たなアイデアを生み出してもらいたいと考えているから。
認定企業13社がテーブルにつき、それぞれが抱えている課題に対して、参加者が「こんな取組を一緒にやりましょう」、「こういう解決法はどうですか?」、「うちならこういうお手伝いができます!」など、具体的な提案をしていきます。
参加者には3つのテーブルを巡ってダイアログを繰り返して頂きましたが、回数を重ねるごとに各テーブルとも話が盛り上がります。これまでもこのダイアログをきっかけに数多くの取組が生まれました!
社会課題に対する取組をただ外から応援するだけではなく、「自分ごと」として一緒に何ができるか。一人一人がそのように考えることが、持続可能な社会に必要な「エコシステム」を構築していく第一歩なのだと感じています。認定企業の方からも、「同じ課題を共有できる仲間ができたことがよかった。」という声もいただいています。
今回新たに認定された3社を含め、認定企業は13社となりました。いずれの取組も素晴らしく、多くの方々に知っていただきたい企業ばかりです。
このように様々な分野でソーシャルイノベーションを生み出していく企業を、SILKは積極的に支援していきます!
そして、第4回「これからの1000年を紡ぐ企業認定」に挑戦する企業を8月1日から9月末まで募集しています。関心がある方はSILKまでご連絡ください!