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経営理念
介護業界の外国人介護士採用が更に促進するように貢献する
①超高齢社会と人口減少という日本の課題の解決策の一助になる。
生産年齢人口が減少していく日本には外国人の労働力が必須と考えます。人権を尊重した受入側の姿勢をつくり、来日する人には日本文化を尊重する姿勢を持って頂く、そのような共生社会の形成が大事になると考えます。
②日本でキャリア形成を望む外国人に就業機会を提供する。
東南アジアの国々の中には物価高になって生活が困窮している人や、軍事政権の影響で若者の将来が不透明になっている国があります。その様な国の若者が日本に魅力を感じて挑戦する気持ちを持っている人に就業機会を提供しています。
③介護業界の外国人介護士採用が更に促進するように貢献する。
日本人と外国人が協調して働く環境が未だ一部にしか広がっていません。お互いを尊重しあって、コミュニケーションを充分に図ることで円滑な職場環境がつくれます。その様な職場環境をつくるお手伝いを積極的に行っています。
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経営理念に基づいて、具体的に取り組んでいること
外国人介護士を受入れてくださった介護施設に、「採用して良かった」と言っていただけるように
介護業界の外国人介護士採用が更に促進するために以下の活動を行っています。
・年間採用計画に外国人枠を作って頂き、確実にその枠を満たせるように採用支援を行います。
同時に法人さんが必要とする人材の質も担保できるように人材の供給元の国を訪問して介護に適性のある人材の発掘を行っています。
・2019年11月にはマレーシアの看護学校を訪問。2023年9月にはラオスの看護学校4校を訪問。看護学校の生徒や教授に日本の介護現場での就業機会を説明。日本の介護現場の就業環境や就業条件を知ってもらい、看護経験がある人材や看護学校を卒業した人材に日本の介護現場で活躍してもらえるようなスキームを構築。更に他の国の看護学校も訪問して日本での就業機会と介護という仕事について知ってもらう活動を行っていきます。。
日本でキャリア形成を望む外国人介護士に以下の内容を実施しています。
・外国人の自身の将来のビジョンをしっかりヒアリングして、それが叶えられるようにキャリアパスのアドバイスを行っています。外国人が持っているビジョンを逆算して今何をした方が良いかをアドバイスさせて頂いています。
・来日する外国人の9割以上は、日本に長期的に住むことを望んでいます。そのためには安定した仕事に就き、在留資格(ビザ)を取得する必要があります。この望みを叶えられる職種が介護になります。
・介護の仕事を長期的にするためには、国家資格「介護福祉士」の取得が必要になります。現在も国家試験に合格している外国人もいますが、更に合格率を上げるために教育システムを作っています。
外国人介護士の受入れを検討している介護施設に対して導入に必要な内容を説明してサポートをさせて頂いています。介護施設のニーズに合った導入方法を提案して実施していきます。既に日本国内に居る外国人の中から人材の御提案をする場合や、海外から呼び寄せる場合と、介護施設の受入れ環境に合った人材をご提案するようにしています。
受入れが始まってからも外国人の就業に関する事や、日本人と外国人が協調して働く環境づくりについて必要な場面で助言させて頂いています。導入に踏み切って頂いた介護施設が「外国人を採用して良かった」と言って頂ける様に伴奏していきます。
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今後のビジョンや展望など
多くの介護福祉士を日本で育成していく事が、将来の東南アジアの高齢社会を支える鍵になると考えています
日本の介護を世界に広める活動も計画しています。
日本で習得した介護をアジアの高齢社会で活用できるように日本からアジアに介護士を送る計画をしています。
以下のデータのように東南アジアの高齢化も進んでいます。
シンガポールの高齢化率:2023年時点で65歳以上の人口割合は約16%
タイの高齢化率:2023年時点で65歳以上の人口割合は約12%
マレーシアとインドネシアの高齢化率:2023年時点でそれぞれ約7~8%程度
ベトナムの高齢化率:2023年時点で65歳以上の割合は約9%
日本の1970年代が高齢化率7%で、1994年が高齢化率14%でした。
上記の国は日本の30年~50年前の高齢化率と同等になります。
日本の国家資格「介護福祉士」を取得した外国人介護士が東南アジア諸外国の介護士のリーダーになる日も数十年後には来ると確信しています。そのためにも多くの介護福祉士を日本で育成していく事が、将来の東南アジアの高齢社会を支える鍵になると考えています。
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取り組みにより、どのような社会的インパクトを起こしてきましたか
外国人介護士の方々が、国家資格「介護福祉士」を取得して現場で活躍しています
今まで外国人介護士の採用を考えたことのない介護施設に対して採用の機会を提供しました。結果、アルバイト勤務の外国人介護士から国家資格を持った外国人介護士が現場で活躍する環境が作れました。
外国人でも充分に介護施設が望む仕事ができることを理解して頂きましたし、外国人に対する印象を変えることが出来ました。
お取引先の法人は、医療法人や社会福祉法人になります。
病院、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設に外国人介護士を受け入れて頂いています。
会社設立から京都市内の15法人とお取引させて頂いていて、現在45名の外国人介護士が働いています。京都以外の地域で、大阪、東京、仙台にも少しずつお取引先が増えています。
2008年から外国人介護士の就業支援に携わってきた私の経験を評価頂き、京都市内の人材会社と協業をしています。その人材会社が繋がっている介護施設に外国人介護士を提案していったことで、現在80名の受入れをして頂いています。
日本に来日して介護の仕事に就いたミャンマー人は「夢が叶った」と自身のFacebookにアップしていました。
外国人介護士を採用して頂いた施設長が「大きな声では言えないですが、日本人より真面目に働いてくれる」という感想を言っていました。
外国人介護士の中には現場経験を3年積んで国家資格「介護福祉士」を受験して合格している方達もいます。合格できたことでより安定して日本で暮らしていけるため、とても喜んでいます。
外国人介護士が安定した職業に就くことで京都市民としての義務を果たします。住民登録数の向上や、税収アップににもつながっています。
外国人介護士が住民としてその地域に入っていく事で、多文化共生社会の形成を促進しています。
外国人介護士が得た収入の中から母国への仕送りを行うことで、母国の家族の生活が向上します。SDGsの「貧困をなくそう」の目標に貢献しています。
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今後のビジョンや展望により、どのような社会的インパクトが期待できますか
日本人と外国人が同じ地域で暮らす多文化共生社会の促進を支援していきます
東南アジアの国の中にはコロナ以降の経済状況が著しく悪化している所もあります。貨幣価値の低下、職に就けないなどの問題を現地から聞くことがあります。その様な国から日本の介護の仕事に就きたいと思う若者に就業機会を提供していく事で家族の生活水準を向上させられます。
現在、京都・大阪・東京・仙台で外国人介護士の採用支援を行っています。既存のお客様には弊社サービスの満足度を更に上げて、評判を聞いた周辺介護施設にも外国人介護士の採用を広めていきます。
介護施設で働く外国人介護士が増えることで、その地域で暮らす外国人が増えます。日本人と外国人が同じ地域で暮らす多文化共生社会の促進を弊社が支援していきます。
外国人介護士が長期的に就業するためには、キャリアパスを示して、そこにどの様に進んだら良いかを説明して充分に理解をしてもらっていく。安心して日本の生活を過ごすことで外国人自身のゴールに集中できる。
目指すキャリアパスは国家資格「介護福祉士」の取得になります。日本社会にとっても介護福祉士の増員が必要になっています。外国人でも「介護福祉士」に合格する人達を増やすために弊社が勉強方法の指導を行っています。
「介護福祉士」を取得した外国人介護士の中には将来母国へ帰って介護事業を起こしたいと希望する方もいます。または、今後高齢化が更に進むアジア諸国にも介護サービスが必要になっていきます。その際に日本で取得した国家資格「介護福祉士」や経験が評価されて就業に結びつく可能性があります。日本の介護を世界に広めるためにも、現在働く外国人介護士の皆さんが日本でキャリアを積む支援を実施しています。
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従業員・顧客・取引先への配慮
就業している外国人介護士のメンタルフォローや生活支援を行っています
就業している外国人介護士のメンタルフォローや生活支援を行うのと同時に、就業する介護施設や病院からの相談や要望にもスピーディに対応できるように心がけています。外国人と一緒に働く環境づくりにはいろいろな対応が必要になるため、事例を紹介しながら構築していくお手伝いをしています。
外国人介護士のメンタルフォローや生活支援の業務に協力パートナー企業と協業しています。関西以外の地域の東京や宮城県でも同じサービスの質を提供できるようにノウハウを共有して更に外国人介護士採用が促進するように活動しています。
弊社は、協力パートナー企業とWIN-WINの関係を構築できるように心がけています。お互いのノウハウを活かして更に外国人介護士採用が進み、その結果我々が発展できることで社会の役に立てると考えています。
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地域社会への配慮
外国人介護士と日本人が交流できるイベントを企画
多文化共生社会の促進に繋がるように弊社では、外国人介護士と日本人が交流できる機会を年に数回作っています。日本人側も報道で介護現場に外国人が増えているのは知っていますが、実際に会って話す経験は少ないです。相互の理解が深まることで偏った印象などが解消されると考えます。BBQ、ソフトボール、キックベース、運動会などのイベント企画して、地域の方と外国人介護士が楽しみながら理解が深まるように実施しています。
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環境(未来の社会)への配慮
慣れない冬を過ごすためのサポートなど
外国人介護士の中には冬の季節のない国から来ている方達もいます。日本に来て初めて冬を経験する人や、雪を人生初めて見るという方もいます。そのような外国人介護士達のために弊社では協力企業の繋がりから着なくなった冬服を寄付して頂き、それを彼らに提供しています。