これからの1000年を紡ぐ企業認定

[社会・地域貢献部門]

2023年度認定

洛西紙工株式会社

代表:小田 幹夫

洛西紙工株式会社

ダンボール事業を通じてサステナブルな未来社会を創る

95%以上のリサイクル率を誇るダンボールの特性を活かし、製品開発や環境教育、資材協賛など様々なかたちでソーシャルインパクトの創出に取り組んでいます。地域の企業や大学と連携して、展示会・イベントの什器の製造や端材を使った知育キットの開発などに挑戦。

次世代を担う人たちへのメッセージ

ダンボールで人々の幸せを包み、ワクワクする未来社会を築く

「こんなものがダンボールで出来たら良いな・・」をカタチにしていき、その商品が人や社会に役立てば嬉しく思います。
次世代人材育成の一環として、小学校~大学まで出張授業(キャリア教育や資源循環テーマの環境教育など)やダンボール端材を活用した知育ワークショップも不定期に実施していますので、お気軽にお声掛けください。

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  • 経営理念

    ダンボール事業を通じ、持続可能な資源循環型社会の実現に寄与します

    私たちは創業60年以上の歩みの中で培ってきた技術を生かし、
    本業を通じた社会課題解決に取り組みます。
    物流や暮らしを支えるダンボール事業を通じ、関わる人の幸せを最大化し、
    持続可能な資源循環型社会の実現に寄与します。

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  • 社会課題の解決

    端材を、子供たちの創造力を育みながらSDGsやリサイクルの重要性を学べる知育キットに

    ダンボール事業を通じてサステナブルな未来社会を創ることに挑戦しています。
    95%以上のリサイクル率を誇り「資源循環の優等生」とも言われるダンボールならではの特性を活かし、
    待ったなしの社会課題でもある『教育・防災・福祉』といったテーマにおいても新製品の展開に取り組んでいます。

    ── どのような取組をしていますか?

    原料調達~製造~流通~使用~廃棄までのあらゆる工程でコストだけでなく、社会や環境にとって良いモノづくりを行っています。

    例①
    一時的にしか使われない展示会やイベント等の什器を強化ダンボールで製造し、人にも環境にも優しくトータルコストも抑えた提案を行っています。

    例②
    ダンボール製造時に工場から出る端材を知育キットとして生まれ変わらせ、次世代人材育成に取り組んでいます。
    実際に小学校の授業教材として採用され、子供たちの自由な創造力を育みながらSDGsやリサイクルの重要性を学べる機会を創出しています。

    ── どのような成果が生まれていますか?

    例①
    開梱設置組立作業の省力化(労働効率向上)や製造コスト削減(安価代替品)という顧客メリットだけでなく、輸送効率向上(CO2削減)、廃棄コストゼロ(100%資源ゴミとしてリサイクル可能)といった社会全体のメリットを付加しています。洛西紙工のダンボール什器を使うことで、採用頂いた使用者にとっても京都の未来社会を創るというサステナブルブランド醸成に繋がっています。

    例②
    工場では毎日のようにトラックいっぱいの端材が出ますが、その端材を最大限活用することで、最小の原料コストで新たな次世代人材育成のための取組をスタートすることが出来ました。ダンボール端材の知育キットを使う子どもたちの自由な創造力育成はもちろん、親子参加可能なワークショップを企画し親子でのコミュニケーション機会の創出や、小学校への展開により、現場の人手不足に貢献するといった教育機関への課題解決にも繋がる成果も生まれています。
    また、企画時には業界の垣根を越えて京都企業2社、京都芸大の学生2名からも協賛を得て開発しており、まさに京都の知恵を結集した共感型プロジェクトとなっています。

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  • 従業員・顧客・取引先への配慮

    サプライチェーン全てで社会意義のある経済活動を行うと宣言

    当社顧客だけでなく、仕入先や流通とも打ち合わせ機会を設け、サプライチェーン全てで社会意義のある経済活動を行うと宣言しています。
    社員やその家族が幸せであることを願い、1日の1/3の時間を過ごす職場環境をより良いものにする取組みをしています。
    ・65歳以上となっても年齢に関係なく働く意欲や想いを重視し、働ける環境を整備している
    ・家庭の事情(介護や育児等)により当日の急な休み、残業ゼロ、出勤日を減らすなどの働き方を認めている
    ・残業は月平均1時間以内の状態をキープし、法定有給の他に特別有給年間5日を付与している など

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  • 地域社会への配慮

    京都フードバンク団体へのダンボール資材特別協賛などを実施

    当社は販売先の99%が京都のお得意先となっており、本業そのものが地域に根差した事業体制となっています。
    また、地域社会と連携した取組として、地区の文化交流イベント参画、小中高校へのキャリア教育やダンボールを用いた環境教育、大学との産学連携プロジェクト(ゼミ共同研究、短期PBLインターン)、福祉施設へのダンボールアート協賛、地域団体へのダンボール端材提供、京都フードバンク団体へのダンボール資材特別協賛なども実施しており、洛西紙工ならではの事業資産を活かしたソーシャルインパクトの創出に取り組んでいます。

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  • 環境(未来の社会)への配慮

    地域の小学校やイベントにて、ダンボールの可能性と資源循環に触れるワークショップや授業を実施

    従来の工場の在り方を脱却し、環境配慮型工場への変革をすべく環境負荷ゼロのエシカルPC導入、工場水銀灯全撤去・事務所全LED化、トイレ全面改修等を順次実施しています。
    工場内では、事業活動(ダンボール製造)において発生するダンボール端材は全てリサイクル資源として100%回収を行う仕組みを導入しており、資源循環型社会の実現に寄与しています。
    また、そのダンボール端材に新たな価値付けを行い、知育キットや小学校向け教材としてアップサイクルしております。
    地域の小学校やイベントにてダンボールの可能性と資源循環に触れるワークショップや授業を実施し、次世代人材育成を行っています。

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