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経営理念
こどもたちのゆめ、ご家族のゆめ
① 「こどもたちのゆめ、ご家族のゆめ」、ゆめをかなえるものづくりをしよう ♪
② 障がいのあるこどもたちが幸せに暮らせる地域・社会づくりをしよう ♪
③ “こどものみかた”になろう ♪ -
社会課題の解決
インクルーシブなまちづくりを、商店街の活用から
障がいのある子どもたちの夢を叶えることをめざした事業として、補装具の製造及び販売を行っていた。
事業を行なっていく中で、障がいのある子どもたちやそのご家族の孤立化、不自由さ、子育てのしにくさがあることを知った。そこで、障がいのある子どもたちが幸せに暮らせる地域社会を創っていくことを、事業のベースにすることにした。
そして、障がい者だけでなく、不登校の子どもたちやひきこもりの人たち、ひとり親や里親さん、就労困難者、LGBTQなど、社会的弱者や多様性のある人たちが幸せに暮らせる地域社会を創っていける企業になっていこうとしている。
── どのような取組をしていますか?
多様性のある人たちが幸せに暮らせる地域社会を創っていけるように、インクルーシブなまちづくりを始めた。まずは、ゆめ工房のある商店街を活用していくことにした。商店街の商店や商店主、地域住民が、多様性のある人たちを認知し、理解し、共感できるような活動をし、インクルーシブな商店街を築いていこうと思う。インクルーシブな商店街イベントとして、福祉作業所の製品やさまざまな啓発活動ができる出店イベントを商店街アーケードで開催したり、福祉作業所さんと一緒に商店街の清掃活動をしている。事業者の合理的配慮の義務化が迫っている現状として、こういった取り組みを企業や事業者・商店街が行うことは、非常に意義深いはずである。
── どのような成果が生まれていますか?
インクルーシブな商店街という今までにない取り組みであるが、商店街の関係者や地域住民が多様性のある人たち、福祉作業所と交わり、理解や共感、それ以上の何かが生まれていくことが考えられる。そして、衰退の一途を辿る商店街という組織に関しても、社会課題に向き合うことで、新たな街づくりが出来ると考えております。また、社会課題を解決したいが、どうしたらよいかわからない企業の初めの一歩を後押しできる、背中を押せる、インクルーシブな商店街がそんな存在として、相談やコンサル、体験や見学ができるまちづくりをしていこうとしています。この「インクルーシブな商店街」が京都市全体、そして京都府全体に広がっていく活動も行っていこうと考えています。 -
従業員・顧客・取引先への配慮
多様性のある働き方ができるような労働環境づくり
顧客を取り囲む社会や環境において、自社にてつながりを持てたり、協力・連携を持てる関係各所に関しては、アプローチをかけて、社会や環境の整備や変革を行っていく。障がいのある子どもたちの勉強会や小児用補装具の展示会、足と靴の無料相談会を、各地で実施している。また、障がいのある人たちが働いている福祉作業所を自社スペースや商店街に、出店誘致をしていっている。
また、従業員に関しては、障がいのある子どもさんを育てているご家族さんを積極的に雇用していくため、多様性のある働き方ができるような労働環境づくりをしていく。 -
地域社会への配慮
交流会「ゆめカフェ」、マーケット“ゆめあつめ”を開催し、様々な人たちが出会える場に
インクルーシブなまちづくりを、企業、市民、地域社会と共に行っていく取り組みを、活動やイベントとして行っている。自社スペースにて、障がいのある子どもたちに関わる、ご家族さん、施設関係者、医療福祉関係者、自治体、企業などが集まり、障がいのある子どもたちが幸せに暮らせる地域社会を創るための交流会「ゆめカフェ」を開催している。参加費は500円としているが、同時開催のマーケット“ゆめあつめ”で使える500円分のチケットをプレゼントし、実質無料で様々な人たちが出会える場を提供。
また、福祉作業所の福祉作業所の利用者・スタッフを共に商店街を清掃し、商店街の店主や来客者、地域の住民などに、多様性のある人たちを認知してもらう活動「ゆめひろい」をしている。もちろん、奉仕活動やボランティアではなく、福祉作業所には工賃をお支払いし、関係各所には利益が齎されるような仕組みを構築していく。そのような活動により、商店自体の新たな街づくりを促し、商店街というコミュニティーの再構築を図っていっている。 -
環境(未来の社会)への配慮
多様性のある人たちが幸せに暮らせる地域社会を創っていく
まずは、障がいのある子どもたちをはじめとした、多様性のある人たちが幸せに暮らせる地域社会を創っていっている企業であるということを、従業員やスタッフなどの社内、関係各所や地域社会に広く、そして強く発信していこうと考える。その上で、小児用補装具や障がいのある子どもたちを知っていただく機会として、地域の子どもたちに多様性のある人たちを認知・理解してもらう活動をおこなっていく。また、小中学校や高校の体験学習やインターンシップも積極的に受け入れ、大学や専門学校とのさまざまな連携活動も行っていっている。そういったことにより、障がいのある子どもたちが、地域社会のみなさまから、認知・理解、共感してもらえる社会が未来にあるようにしていきたい。