これからの1000年を紡ぐ企業認定

[社会・地域貢献部門]

2023年度認定

株式会社木下カンセー

代表:木下 昌秀

株式会社木下カンセー

廃棄物を適切に処理・リサイクルし、地域の環境を守る

廃棄物処理という環境の最前線にたずさわる企業として、環境負荷の少ない処理方法の導入やリサイクルに取り組み、最終処分量を削減しています。スマートごみ箱の寄付、子供向けイベントの企画運営など、地域への貢献にも力を入れています。

次世代を担う人たちへのメッセージ

廃棄物処理は持続可能な社会を実現する大切な仕事です!

 皆さんの廃棄物処理に対するイメージはどのようなものでしょうか?
 キツイ、キタナイ、キケンという3Kでしょうか?
 確かに現場の作業においてはそれらの要素が全くゼロとは言えませんが、我々事業者はそれらをできる限り排除し、従業員の皆さんが安心して働けるよう努力をしています。このことはとても重要なことですが、ここで目を向けていただきたいのは廃棄物処理という仕事の本質です。

 SDGs(国連が定めた「持続可能な開発目標」)に廃棄物の適正管理や削減・再生利用など、廃棄物関連の項目が掲げられる一方で、私たち一人ひとりは毎日のようにごみ(廃棄物)を出し続けています。
 家庭でも、学校でも、会社でも、この社会が営みを続ける限りごみが発生します。近年、環境問題や地球温暖化対策への関心が高まる中、ごみの発生を抑制する取組(リデュースやリユース)も進められていますが、残念ながらごみをゼロにすることはできません。そこで重要となるのは発生したごみを適切に処理し、また、徹底した分別により再資源化(リサイクル)を進めることです。こうした廃棄物処理によって、衛生的で暮らしやすい社会環境が整備されるとともに、限りある資源を効率的に活用する循環型社会が構築され、ひいては持続可能な社会の実現に繋がります。これが廃棄物処理という仕事の本質と考えています。

 株式会社木下カンセーは、こうした認識に立ち、各自治体の許可の下、グループ企業と共に責任を持って廃棄物処理を担い、廃棄物の適正な収集運搬と処分、先進的な設備の導入等によるきめ細かい分別と再資源化の取組を積極的に進めています。

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  • 経営理念

    琵琶湖や周辺地域の環境保全、地球環境の維持、向上に貢献する

    株式会社木下カンセーは、環境保全の重要性を深く認識し、廃棄物の収集運搬処理等の業務を通じて環境美化と環境整備を行い、琵琶湖や周辺地域の環境保全、地球環境の維持、向上に貢献する。

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  • 社会課題の解決

    ISO14001環境マネジメントシステムの認証を取得

    現在、地球温暖化など切迫した世界規模の環境問題が表面化しており、様々な分野においてそれを解決するための更なる変革が求められています。とりわけ未来を担う子供たちのため、限りある資源の有効利用と温室効果ガス削減、自然環境保護は現代を生きる我々一人一人の責務であり、弊社もその一員との認識のもとに環境問題に取り組んでいます。

    ── どのような取組をしていますか?

    弊社は、環境問題に真正面から取り組むため、弊社及びグループ企業(株式会社石田産業)がISO14001環境マネジメントシステムの認証を受けています。
    また、廃棄物処理事業においては、「AI画像認証によるロボット選別装置」による高効率選別工場の新設(令和5年5月)をはじめ、最も環境負荷の少ない処理方法を追求して可能な限り再資源化することにより、資源循環型社会構築と埋立最終処分量の減少による環境破壊の防止を目指しています。
    更に、国や地方自治体の施策の方向性や動きを注視し、できる限り迅速的確な対応に努めるとともに、常に新たな技術やリサイクル事業の模索を続けています。

    ── どのような成果が生まれていますか?

    経営理念に掲げているように、弊社の事業活動やCSR活動を通じて、琵琶湖や京都をはじめとする周辺地域の環境保全、さらには地球環境の維持・向上に向けた環境問題の解決に微力ながら貢献させていただいていると考えています。

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  • 従業員・顧客・取引先への配慮

    地域住民との交流の機会を積極的に設けています

    【ステークホルダーとの対話】
    ・地域の清掃活動への参加・協力や子供たちの環境問題への関心を高めるイベントなど、地域住民との交流の機会を積極的に設けています。
    【差別の禁止】
    ・セクシャル・ハラスメントの防止について、就業規則に関係規定を整備し徹底しています。
    【労働安全衛生の徹底】
    ・廃棄物の収集運搬作業等を行う現場部門を中心に、業務上の安全管理について日頃の注意喚起を徹底するとともに、事故等が発生した場合には社内で情報を共有し、再発防止に努めています。
    【働きやすい労働環境の整備】
    ・正規雇用を原則に定年制等を設けることなく、男女を問わず20代の若年層から60代、70代の高齢層、更には外国人まで、あらゆる世代、性別、国籍の従業員が、分け隔てなく生き生きと末永く働き続けられる社内環境の整備に努めています。
    ・スポーツ大会(びわこマラソン)の協賛や運営へのボランティア参加など、地域の健康づくりの取組に積極的に関与するとともに、それらの活動を通じた従業員の健康意識の向上に努めています。
    ・子育て支援に関する休業・休暇を就業規則に規定し、運用しています。
    ・健康経営優良法人認定を取得(令和3年度(2021年度)~)するとともに、当該認定以前から、労働安全衛生法の規定に該当する従業員(深夜業務従事者等)だけではなく、全ての従業員に年2回の健康診断を実施するなど健康維持・増進に努めています。また、コロナ禍においては、出入口への消毒液や体温計の設置はもとより、各自のデスクの正面及び両側3面へのアクリル板の設置、消毒液の従業員一人ひとりへの定期配布など感染防止を徹底しています。
    【人材育成】
    ・産業廃棄物講習、IT講習などの教育訓練の受講や、廃棄物管理士などの資格取得の支援をしています。

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  • 地域社会への配慮

    IoT技術を搭載したスマートごみ箱24基を寄付

    【地域への参画】
    ・京都市へのスマートごみ箱の寄付(令和4年度~13年度)
    京都市と協定を締結し、観光地等のごみ対策等に寄与することを目的に、令和4年度から10年間に亘ってIoT技術を搭載したスマートごみ箱24基を寄付します。
    ・京都市への企業版ふるさと納税に係る寄付(令和4年度)
    京都市SDGs未来都市推進事業に掲げるプロジェクト「~2050年CO2排出正味ゼロを目指して~環境と調和した持続可能な社会の実現」を支援することを目的に、企業版ふるさと納税を活用し寄付をしました。
    ・京都市の「京の見守り大作戦」協力事業者への登録(令和4年度~)
    令和4年12月に協力事業者に登録いただき、啓発ステッカーを貼付した社用車(廃棄物収集運搬車)を京都市内で運行させています。(弊社及びグループ企業2社)
    【その他】
    ・弊社所在地の滋賀県においても、スポーツ大会(びわこマラソン)の協賛及び運営へのボランティア参加、県立スポーツ施設(滋賀県立アイスアリーナ)のネーミングライツ購入など、積極的にCSR活動を行い地域や行政施策への参画に努めています。

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  • 環境(未来の社会)への配慮

    バイオディーゼル燃料使用車両の導入など

    【環境マネジメントシステムの導入】
    ・ISO14001認証取得(平成10年9月~)しています。
    【温暖化対策・2050年CO2排出量正味ゼロへの取組】
    ・社用車(廃棄物収集運搬車)の一部に廃食用油から精製されたバイオディーゼル燃料(BDF)使用車両(2台)を導入しています。
    【廃棄物等の適正な管理、再利用、再資源化】
    ・弊社が事業活動(廃棄物収集運搬処理)を行う中で、顧客が排出する産業廃棄物及び事業系一般廃棄物の適正な管理、再利用、再資源化を図っています。具体的には、紙類の更なる再資源化に向けた分別収集の推進や、弊社及びグループ企業における産業廃棄物の中間処理施設の設置など、廃棄物の適正処理に向けた積極的な取組を進めています。
    (最近の取組)
    産業廃棄物の再資源化の促進及び最終処分量の抑制に向けた「AI画像認証によるロボット選別装置」による高効率選別工場の新設(令和5年5月)
    【地域ぐるみでの子育て支援】
    ・児童養護施設へのクリスマスケーキの寄付など、地域ぐるみでの子育てを支援しています。
    【文化の継承・発展】
    ・大津市の瀬田川花火大会や宇治市の縣祭りなどにおいて、ごみ収集の協力をしています。
    ・文化庁後援の映画事業(「プラン75」令和4年6月公開)への協賛・出資をしています。
    【情報開示】
    ・弊社ホームページやパンフレット等にて公開しています。

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