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経営理念
京都から世界へ、そして未来へ
シルクスクリーンは、京友禅の伝統を受け継ぐ大切な伝統技法です。私たちは、製版を通じて、この技から、より素晴らしい芸術が生み出されることを目指しています。伝統から生まれる新たな創造が、シルクスクリーンの可能性を広げ、京都から世界へ、そして未来へと、日本の美を世界へ発信していくことを使命としています。
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経営理念に基づいて、具体的に取り組んでいること
京友禅デザインを、世界に向けてアートとして発信しています
現在、京都では伝統文化を再解釈する動きが注目されています。当社もその一環として、京友禅のデザインを現代に継承・発展させる取り組みを始めました。具体的には、京友禅のデザイン意匠に新しい解釈と価値を加え、世界に向けてアートとして発信することを目指しています。製版業で培った「色彩表現力・デザイン企画力・デジタルグラフィック制作力」を活かし、「Kyoto Kenran Art」として、京友禅デザインを基にした新しいアートプロダクトを製作・展開し、世界に向けて新たな価値を創造しています。
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今後のビジョンや展望など
海外で京友禅アート「Kyoto Kenran Art」を展開
私が考える伝統の継承に欠かせないもの、それは発見です。発見の連続が伝統を未来へとつなぐと思います。当社は京友禅アート「Kyoto Kenran Art」を通じて、世界の人々が新たな日本の美を発見し、そこから新しいアートの価値観が生まれることを目指しています。
今後は、海外で「Kyoto Kenran Art」を展開して、海外市場での需要に応えるアートを提供します。また、京都芸術デザイン専門学校との産学連携を通じて若手デザイナーとの取り組みの中、新しい感性も取り入れ、京友禅の新たな価値創造に取り組んでいきます。
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取り組みにより、どのような社会的インパクトを起こしてきましたか
初の海外進出としてドバイの企業展に出展
今年、当社は初の海外進出としてドバイの企業展に出展しました。社外デザイナーや専門学校の協力を得て、海外向けにデザインやカラーリングをリニューアルした京友禅アート作品を発表して、大変な好評を博しました。この反響を受け、穀田衆議院議員が当社を訪れ、国会の予算委員会で取り上げたいとの意向を示されました。令和6年2月27日の予算委員会では展示会の出展経緯を取り上げていただき、伝統的工芸品産業振興対策委員会の責任者として、今後の伝統産業のあり方について意見交換を行い、これからの協力を約束していただきました。さらに、京都新聞社では、ドバイ展示会の紹介記事で、当社を注目企業の一つとして取り上げ、詳細な内容を掲載されました。これら当社への評価は、伝統産業である業界の中に於いて、新しいビジネスモデルとして、一つの可能性を示唆できたと考えています。
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今後のビジョンや展望により、どのような社会的インパクトが期待できますか
京友禅の新しいアートやデザインの潮流を生み出し、世界に広める
当社のビジョンは、伝統と革新を融合させ、京友禅の新しいアートやデザインの潮流を生み出し、世界に広めることです。この取り組みを通じて、日本の伝統工芸が新しい形で世界に発信され、日本文化の国際的な評価が高まり、伝統産業の復興に貢献できることを目指します。そして、日本の文化財産である京友禅が次世代にわたって受け継がれ、さらに進化していくことを期待しています。
また、世界への発信は、地域経済の活性化にも寄与します。特に中東や欧州での展開は、日本国内だけでなく、世界の新たなマーケットに対する影響力を持つことになります。これにより、新たな雇用創出や経済効果が生まれ、地域社会の発展に寄与することができると考えます。
最終的には、京友禅の美しさと技術が世界中で再評価されることで、国際社会における日本の伝統文化が再び脚光を浴び、持続可能な未来に向けた文化的な影響を広めることができればと願っています。
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従業員・顧客・取引先への配慮
従業員の健康と働きやすさを最優先に考えています
当社では従業員の労働環境改善に力を入れています。従業員の健康と働きやすさを最優先に考え、過度な労働を強いることがないよう、勤務時間を柔軟に調整し、必要に応じて就業時間の短縮を随時行っております。また、業務内容に応じて、テレワークを自由に選択できるような体制を導入し、従業員が自身の業務形態を柔軟に選べる環境を整備しております。特に弊社では、高齢の従業員が多く在籍しているため、休憩時間には十分なリクライニング環境しております。
そして、利害関係のあるクライアントに対しては、業界全体の存続を第一に考え、不況下でも営利を優先せず、業界の維持と発展に寄与する責務を果たすことを基本方針としております。これにより、クライアントとの長期的な信頼関係を築き、業界全体の持続可能な発展に貢献することを目指しております。
以上の取り組みを通じて、弊社はステークホルダーとの健全な関係を維持し、社会および環境に対する責任を果たして参ります。
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地域社会への配慮
伝統文化の啓蒙とその価値の再発見に努めています
当社の事業は、京都の伝統産業である京友禅に深く関わっております。京友禅が世界に広く認知され、その魅力がさらに発展することを願い、革新的なプロダクトの製作に積極的に取り組んでおります。これにより、伝統文化の啓蒙とその価値の再発見に努めております。
また、京都芸術デザイン専門学校と産学連携を行っており、毎年2回のインターンシップを継続して受け入れております。この取り組みは、8年にわたって続いており、伝統芸術の次世代への教育、継承、理解を広めるために重要な役割を果たしております。
さらに、地域のアートクリエイターたちから多くの協力依頼を受けています。これまでに何度も作品制作のコラボレーションを実施し支援してまいりました。これらは、地元の芸術活動を活性化させ、地域文化の発展に寄与しております。今後とも、地域社会との密接な関係を大切にし、京都の伝統と文化を未来へ継承していくための活動を続けてまいります。
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環境(未来の社会)への配慮
温室効果ガスの排出削減に努めています
当社では、「Kyoto Kenran Art」の製作活動で、エネルギー消費量の最適化を図り、温室効果ガスの排出削減に努めております。具体的には、伝統的な手法と高効率なデジタル印刷技術を融合することで、製作工程におけるエネルギー効率を向上させ、環境への負荷を軽減しております。
また、文化の継承・発展に於いて、「Kyoto Kenran Art」は、京都の伝統文化を次世代へ継承することを使命とし、これを未来社会に向けた重要な取り組みと位置づけています。伝統的な技法を現代的なアートに取り入れることで、持続可能な形で文化を未来に伝えていくことを目指してまいります。
最後に、情報開示に関しては、当社は事業内容や環境に対する取り組み、社会貢献に関する情報を透明性をもって開示し、信頼される事業運営に努めております。