これからの1000年を紡ぐ企業認定

[社会・地域貢献部門]

2023年度認定

株式会社半兵衛麸

代表:玉置 剛

株式会社半兵衛麸

伝統の技を守り続けて330余年。食文化を次代へつなげていく

京麸・京ゆばづくりの技術継承を通して、日本の食文化を時代へ伝え、つなげていきます。京都府内の小中学校~大学の学生に対しての食育授業や、お辨當箱博物館の運営などに取り組み、人材育成の面ではeラーニングを取り入れ、個々人の能力開発の機会を充実させています。

次世代を担う人たちへのメッセージ

老舗ではなく、”しにせ”として

半兵衛麸は、江戸中期より330年余り麸屋を営んでいます。しかしながら半兵衛麸では、「老舗」という漢字は使いません。「老いた舗」になってはならない、常に「新しい舗(しんみせ)」の気持ちをもって、新しいことに挑戦し、活気あふれるお商売をしなければならないとの訓えがあります。
また「新(しん)」以外にも「信」「心」「進」「親」「慎」・・・。
いろんな意味を込めて1000年先も「新しい舗」「しにせ」になりたいとおもっています。
次世代を担う皆さんと共にワクワクすることにチャレンジしませんか?
古くから肉食厳禁の禅寺の修行僧の貴重なたんぱく源として食されている植物性たんぱく質豊富で和洋中どんな調理法も合う麸・ゆばは、代替肉や美と健康にも優れた食材です。

食育の一環として、本店内に「お辨當(べんとう)箱博物館」もあり、京都府内の小中学校で食育授業や修学旅行生への見聞学習なども行っております。

麸・ゆばを作る仕事に就きたい!麸やゆばを販売してみたい!たくさんの方に知っていただけるような仕事をしたい!など、興味を持たれた方がありましたら是非ご連絡ください!

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  • 経営理念

    食生活を通じて、人々の「美と健康」と「食べる(生きる)喜び」に貢献する

    <パーパス>
    食生活を通じて、人々の「美と健康」と「食べる(生きる)喜び」に貢献する。
    <ミッション>
    栄養バランスのとれた美味しい食事づくりを支援し、「つくる楽しみ」「食べる喜び」そして食卓に「笑顔」を届ける。また、人々の「心」と「体」を自然に、美しく健康にする。

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  • 社会課題の解決

    食文化を次代へと伝え、つなげていくこと

    伝統の技を守り続けて330余年。一つひとつ、心を込めてつくる京麸を通じて、京都・日本の心、食文化を次代へと伝え、つなげていくことを我々のモットーとしております。
    食事は、単に生命を維持するための栄養摂取の手段であってはならない。それでは餌になってしまう。人間は餌を食べるのではなく、食事をするのだ。だから「食文化」として、食べることを大切に考え、継承していくことを古来より続けてきました。
    それゆえ、「食文化を次代へと伝え、つなげていくこと」は重要な取り組みであると考えております。

    ── どのような取組をしていますか?

    「京麸・京ゆばづくり」の技術継承、「家訓・社是・石門心学」の訓えの継承、「お辨當箱博物館」(江戸時代の弁当箱展示)の運営、「食育授業・各種講演」の実施、「町家・おくどさん・井戸」等の保存、「地域・季節ごとの歳時品・調度品」の保存、展示、その他、京文化・和食文化の伝承等に積極的に取り組んでおります。

    ── どのような成果が生まれていますか?

    日本文化・京文化・食文化を意識し、その良き伝統を残し、伝え、大切にする意識が我々半兵衛麸の一人ひとりに芽生えています。
    また、展示や接客等を通じて、接する皆さまがその素晴らしさに感動していただけることを肌で感じられるため、その重要性を再認識することができます。そのため、これらを次代へと継承していくことが我々の大きな責務と感じています。

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  • 従業員・顧客・取引先への配慮

    社内にSDGs推進課を設置

    ・社内にSDGs推進課を設置し、自社で取り組める持続可能な社会課題の解決にあたっている。
    ・安全衛生委員会を設置し、労働安全衛生の徹底に取り組んでいる。
    ・人事総務部では、働きやすい労働環境の整備として、心理的安全性の高い職場づくりを進めているほか、福利厚生委員会を発足し、従業員満足度(ES)向上を最重要課題として全社的に取り組んでいる。
    ・人材育成においては、各種セミナーの積極的受講のほか、eラーニングを取り入れ、個々人の能力開発・教育訓練の機会を提供している。(自ら学ぶ場の提供)

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  • 地域社会への配慮

    京都府内の小中学校~大学の学生に対して食育授業を開催

    京都府南丹市に田畑を所有しており、そこで生麸の原材料となる糯米を育成している。
    また府内産の原材料を使った商品も販売している。
    京都府内、京都市内の小中学校~大学の学生に対して食育授業を開催し、地元食材の普及・認知拡大にあたっている。
    祇園祭や稲荷祭等では、高張提灯や幔幕、屏風、調度品等を飾り、地域文化の継承に取り組んでいる。

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  • 環境(未来の社会)への配慮

    京文化、食文化の継承に積極的に取り組んでいる。

    ・地球環境対策として、社有車ガソリンや、電力・ガス・水道使用量を把握し、削減に努めている。
    ・子育て支援として、学校給食へ自社製品を納品している。
    ・文化継承のため、お辨當箱博物館(江戸時代の弁当箱を展示する博物館)の運営、食育授業、各種講演の実施、町家等の家屋保存、季節の調度品展示(正月、桃の節句、端午の節句、祇園祭、五山の送り火、重陽の節句、紅葉等)など、京文化、食文化の継承に積極的に取り組んでいる。
    ・石門心学(石田梅岩)や代々伝わる家業の訓え(あんなぁよおぅききや等)を広く社内外に発信している。

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