人や仕事に出会い、自分と向き合い、「大切にしたいこと」を考えよう!|KOINゼミレポート

昨年度に続き、一般社団法人 京都知恵産業創造の森さんと開催している、学生対象のソーシャル・イノベーション入門ゼミ(通称KOINゼミ)。今年はゼミの前半に5つのスタディツアーを実施しました。ソーシャル・イノベーションの現場を訪問し、そこで働く大人との対話から学びます。7つの大学から15名の学生が集まり、4名の社会人サポーターと一緒に学んでいます!

5つのスタディツアーでは、船岡山公園、梅小路エリア、京都リサーチパーク、キャリバを訪問。夢に挑戦する若者たちのプレゼンを聞いたり、まちを歩いてアートホテルやものづくり企業を見学したり、イベント運営のお手伝いをさせてもらったり、15の「労働価値」の中で自分はどれを重視するのかを考えてみたり。

さまざまな場に足を運び、五感で刺激を受けながら、和気あいあいと対話を重ねていきました。

スタディツアーで色々な経験をして、KOINに戻ってきた10月のday2。グループでのシェアに加えて、ペアワークでスタディツアーの振り返りを行いました。

まず2人組になって、インタビューする側・される側を決めます。そこから7分間は、インタビューされる人の経験をじっくりと掘り下げる時間。事前に皆さんに傾聴のコツをお伝えし、好意的な反応を返すことを意識して進めてもらいました。7分経ったら、役割を交代してもう一度インタビューを行います。

自分が経験したこと、感じたことを話す皆さんの表情がいきいきと輝いていて、運営側の私たちも元気をもらった時間でした!

KOINゼミでは、チャットサービス「discord」を使って、一人ひとりの気づきや感想を全体でシェアしながらプログラムを進めています。discordでのコメントを一部ご紹介します。

「自分自身の仕事に対する価値観について、みんなと議論する中で明確になった」

「私は失敗するのが怖くて、挑戦出来ていなかったので、怖くなくなるぐらい失敗していこうと思う。」

「今回のスタディツアーに参加して『循環フェス』に参加することにしました!」

色々な人の仕事に触れ、対話をしながら、自分の好きなこと・大事なことを掘り下げていくKOINゼミ。次回は、一般財団法人ひらめき財団さんの「欲求カード」を使ったワークショップに取り組みます。

KOIN(Kyoto Open Innovation Network)は、新しい一歩を踏み出す人のための共創の場。起業や新規事業の相談、イベント・打合せでの利用など、さまざまなかたちで活用いただけるオープンイノベーションカフェです。皆さまぜひお立ち寄りください!

主催:一般社団法人 京都知恵産業創造の森
企画運営:京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)

文・写真:柴田 明(SILK)