7年間で広がったご縁を皆さまにお返しする「SILKの大研究会」を開催しました。

コロナ禍での二度の延期を経て、ついに開催することができた「SILKの大研究会」。2015年のSILK誕生から7年、京都内外でたくさんの出会いがあり、社会的企業・組織の方々との取組が広がってきました。ご縁を皆さまにお返しする交流の機会として、今SILKが注目しているソーシャル・イノベーションのテーマをご紹介し、対話する場をつくらせていただきました。

この日のメインは、8つのテーマを掲げたダイアログ。地域企業、支援機関、行政で働く方々や長野県立大学からはるばる来られた学生さんたちがテーブルを囲み、さまざまな視点からの意見が飛び交いました。

テーマ

・“内発的イノベーション”で組織や地域が変わる!
・まちづくりのイノベーション
・多様性が尊重されるコミュニティづくりについて考えたい!
・コロナ禍の物販のあり方〜リアル店舗の新しい可能性〜
・“Ocean tree第二弾”映画でどうやって伝えよう!
・産技研に聞いてみよう!
・観光事業を始める地域企業のための地域商社
・障がい者就労施設×地域企業

これらのテーマを持ってきてくださったのは、「これからの1000年を紡ぐ企業認定」認定企業のスタッフの方や「SILKの研究」に研究コラムを寄稿してくださった方々です。お仕事の内容は、人材育成、まちづくり、コミュニティ、フェアトレード、伝統産業、技術支援、観光、福祉とさまざま。普段は顔を合わせない人たちが混ざり合って議論することで、各テーブルに新しい発想や問いが生まれます。門川京都市長も各テーブルを回られ、あっという間に時間が過ぎていきました。

ダイアログの後に設けた共有の時間には、こんなお言葉が。

「まちづくりは役所はやらない方がいいという結論が出ました(笑)」

「学生さんとの企画会議を今後も続けさせていただきたいです」

「組織を外に開くには仕組みから変えた方がいいということで、たくさんアドバイスをいただきました」

「大室先生(SILK所長)のせいで頭がぐちゃぐちゃなんです」

「率直なご意見をいくつもいただいて、うちの会社って皆さんに愛されているんだということに改めて気づきました」

開催から約2週間が経ち、後日談もいただいております。大研究会で出会った人から具体的な事業に関する相談をいただいたという嬉しいご報告や、参加された方と学生さんとの長野での新しいプロジェクト、ご自身のSNSに当日出た問いについての考えを綴ってくださる方など。ここからまた新たな研究テーマが生まれていきそうです。

たくさんの方と楽しく有意義な時間を過ごさせていただき、とってもハッピーな1日になりました。ご参加いただいた皆さん、会場を貸してくださった京都リサーチパークとGOCONCの皆さん、ありがとうございました!

写真・文:柴田 明(SILK)