「これからの1000年を紡ぐ企業認定」第2回認定企業について
第二回「これからの1000年を紡ぐ企業認定」審査会による審査の結果、4社の認定企業が発表されました。
株式会社 アラキ工務店
特定非営利活動法人 テラ・ルネッサンス
株式会社 フラットエージェンシー
株式会社 ヘルプ
（50音順）
認定企業各社のご紹介
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株式会社アラキ工務店 代表取締役 荒木勇様
先人の技と智恵を生かして、京町家を再生する。千年先まで続き、増やしていく、歴史的な京都の町並
○ 事業概要
京町家など、戦前に伝統木工法で建てられた木造住宅の改修を行う工務店です。建物の歪みの修復、腐朽した柱の根継、蟻害に遭った梁の入れ替えなど、根本的な改修をとおし、100年先を見据えた京町家の再生に取り組んでいます。次の世代まで住み続けられる建築や改修の技術を活かし、古材を使用した新築住宅や、社寺文化財の建築も手掛けています。
○事業を通じて実現したい未来
京町家は私たちの大切な財産です。この大切な財産を次の世代に伝えていくのはわたしたちのつとめです。１００年前に建てられた京町家を１００年後まで引き継いでいく。そして、そこで生活をする人々が古きもののよさを知り、その良さを後世に伝えてほしいと願っています。
○審査会での評価ポイント
京町家の改修に特化し、建物を基礎や構造から根本的に改修する技術を持ち、大工を自社内で雇用し、一から育成するノウハウを持つ。クライアントの口コミのみで顧客層をひろげてきたことからも、高い技術力と顧客満足度がうかがえる。また、他社や業界を巻き込み、京町家の活用保全に取り組む姿勢を評価した。
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特定非営利活動法人 テラ・ルネッサンス
理事長 小川真悟様
ひとり一人に未来をつくる力がある
○ 事業概要
「すべての生命が安心して生活できる社会（世界平和）の実現」を目的に設立された認定NPO法人です。
日本、カンボジア、ラオス、ウガンダ、コンゴ（民）、ブルンジにて活動を行っています。設立以来、カンボジアでの地雷除去支援、村落開発支援、ウガンダなどでの元子ども兵や紛争被害者の社会復帰支援を実施するとともに、日本国内では、講演やイベント出展など、啓発活動にも力を入れています。
○事業を通じて実現したい未来
多様なセクターが、それぞれの強みを活かして社会貢献に関わるきっかけを創出していきたいと思います。
また、一つの社会課題に取り組むことで、全体または他の社会課題との有機的な繋がりを理解し、他セクターの活動を尊重し、協働の重要性を理解することに寄与できればと考えています。
○審査会での評価ポイント
2001年に1人の学生の「伝える」活動からスタートし、現在は1億円超の収益と42人のスタッフと共に、地雷除去、平和教育等の社会課題に対する解決に向けた活動を、国内外にて行う。ソリューション指向の姿勢を貫き、オーダーメイド型支援により地域に根差した自立をサポート。一人一人の生きる力を引き出す支援を行っている。また、会員などパートナーの共感を生み出し、一緒にゴールを目指す姿勢を評価した。
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株式会社 フラットエージェンシー
代表取締役 吉田創一様
お客様の笑顔が私たちの喜びです。
○ 事業概要
安心・安全、豊かで楽しい暮らしを提供することを使命とし、単なる不動産会社ではなく、まちづくりやコミュニティ形成をとおした創造的な住空間づくりに取り組んでいます。まちづくりに貢献できる企業を目指し８つの事業所にて９０名のスタッフが、京町家の再生、リノベーション、地域活性等に励んでいます。
○事業を通じて実現したい未来
空き家となった町家やビルを再生できる仕組みを整え、街の景観保存と地域社会の賑わい創出につなげていきます。地域にお住まいの人々、高齢者、子育て世帯、留学生・外国人居住者、学生との連携をさらに深め、地域活動への積極的参加を促し、安心して過ごせるまちづくりを提供していきます。
○審査会での評価ポイント
自社を「まちづくり業」と定義し、京都のまちの課題を留学生の受け入れや就業支援、地域コミュニティや商店
街の活性化、学生が孤立しないシェアハウスづくり、廃校などを利用したシェアオフィスやシェアアトリエなど
による若手の起業家支援など、多岐にわたる分野において、京都のまちの課題を「不動産」というツールで課
題解決を図っている点を評価した。
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株式会社ヘルプ
代表取締役 宗接 元信様
食の安全を考え、環境負荷の少ない生き方を提案し、「本当の豊かさとは何か」を世に問い続けます。
○ 事業概要
無（減）農薬栽培や有機栽培の農産物、無添加食品、環境負荷の低い日用雑貨品を取り扱うオーガニックスーパーを経営しています。また、オーガニック小麦、国産小麦を主材料とするベーカリーの経営や、語学教室の運営も行っています。
○事業を通じて実現したい未来
有機野菜がどこでも気軽に入手できる状況にするため、生産・物流・販売を含めた流通の変革を主導し、高齢化によって存亡の危機に瀕している栽培技術の伝承を助け、その生産者と消費者をつなぐ場所を更に増やしていきます。
○審査会での評価ポイント
「オーガニック」や「無（減）農薬」の価値が世間に広がっていなかった35年前からスーパーとして事業を行い、京都のオーガニックの草分け的存在である点。生産者の顔が見える関係作りに徹底的にこだわり、一見非効率な運営を行いながらも、業績を伸ばし続けている点と、顧客と生産者との信頼関係を強く意識し事業を継続的に運営している点を評価した。
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今後、認定企業の代表者の方々の記事を掲載予定です。どうぞお楽しみに！
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