2025年度認定
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経営理念
ありのままの価値を発掘し(最後の1秒まで)可能性を諦めない社会へ
◆経営理念について
<Vision>
「ありのままの価値を発掘し(最後の1秒まで)可能性を諦めない社会へ」
<Purpose>
問いかけ、未だ見ぬ景色を共有し彩る
潜在的なチャンスを活かし、ビジネスを手段に願いを叶える
まだ言葉にならない想いや願いに寄り添い、フィロソフィー・人 / 組織・事業の在り方を描き形にできるための伴走会社SOUです。
どんな時でも諦めなくても大丈夫と「信じ支える力」
結果を生み出すための主観と客観的を行き来する「バランス力」
青い炎のように「情熱と冷静さ」を併せ持ち、結果に結びつける伴走に努めています。
◆理念の背景
代表の仲田は、京都の経済団体を理事に招いたNPOでのキャリアから、三方良しの精神で、社会課題の解決やソーシャルビジネスに取り組む社会事業に触れる機会が多くありました。
また、企業活動を進めることでも大変な中、自社だけでなく、顧客、社会も大切することの難易度の高さを、企業訪問の度に感じていました。
そんないいことをしたくても、なかなか結果が出せず苦労している会社ばかりなのかと思っていた際に、ソーシャルビジネスを成り立たせ、未来と地球が歓迎する美しい経済を編み出す手法としての「伴走支援」に出会ったことが起業と理念が生まれるきっかけです。
それは、事業の課題を顧客だけの課題ではなく、社会という課題にスコープを広げ、経営者や担当者と息を合わせた専門的支援を行うことで、事業をアクセラレーションし、売上と利益をつくる伴走支援者との出会いでした。
社会課題に取り組む事業者の、既に持っているリソースや価値に目を向け、資本が決して多くはない中小企業であっても、それらを活かしながらビジネスとして結果を出すことを共に信じて作り上げる存在になりたいという気持ちが、弊社の理念のソースとなっています。 -
経営理念に基づいて、具体的に取り組んでいること
実現可能性から共創する伴走支援
「伴走支援」はいわゆる「コンサルティング業」に分類されます。
しかしながら、コンサルティングが、課題解決に対するソリューションやノウハウの提供を行う支援に対し、
伴走支援は、その会社に合った実現可能な課題解決の方法を共創することから実施し、具体的な解決の実施までをコーディネートすることが特徴です。
<取組内容>
・理念 / フィロソフィー設計支援
可能性を諦めないための「軸」としての「理念/フィロソフィー」制作の支援。
・新規事業開発支援
既に持っているリソースやポテンシャルを整理し、第3者の視点でさらにその価値を磨き事業開発を支援。解決する課題が、社会課題にまでスコープを広げ、社会にも価値を生み出す伴走を実施。
・組織開発 / 人材育成
諦めず、叶えるために必要な「組織力」を、その組織力を高めるための「個人の力」を高める支援。人にも地球にも優しくあるを基準の1つとする。
<動機>
一人・一社だけでできるビジネスもありますが、誰かと一緒であれば
全く違う結果や景色を見ることができると信じています。
また地域企業から、地域のつながりが京都の生態系を守ってきたことを学びました。未来を創る1人の想いが共鳴し、仲間を生み共創へ。
SOUもそんな存在になりたいと思ったことが、コンサルティングの枠組みを超えた伴走の動機です。
<先進性・革新性>
中企庁でも「伴走支援」という言葉を扱うようになり、ソリューション提供のコンサルティング事業者も「伴走」という領域を扱うようになりました。それだけ通り一遍の解決策だけでは、難しい時代が来ています。
だからこそ寄り添い、本質的な価値や可能性を広い、結果にコミットする「伴走」が、1つの未来であると考えています。
たとえ困難と思われることも、老舗企業が3世代先を見た長期スパンで解決に取り組むなど、次世代と共に困難に立ち向かい、解決の可能性を0にしないことを提案することもあります。
こうした老舗の知恵を、ベンチャー中堅企業にも共有し、ビジネスにおける時間軸の本質的を捉えながら、今すべきこと、未来に叶えることを整理し、必要なリソースを的確に配分する支援を行なっています。
支援では「内製化」を目標とし、自社に依存しない、顧客自身が力を身につけることを前提にした支援を実施し、伴走から自走ができる点も、支援事業者としての挑戦です。
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今後のビジョンや展望など
「ギャラクシー(星団)」による地域企業の支援
<今後の展望|ギャラクシー経営>
社員メンバーと外部パートナーメンバーを「伴走」を合言葉に増やし、地域企業を支える「ギャラクシー(星団)」を形成し、社会的インパクトの精度と効果を支える、専門的で多様なメンバーによる多角的な伴走支援を目指しています。
その背景には、社会的インパクトを起こす企業や事業が増えていくためには、そうした試みを客観的かつ献身的に支える支援者が必要だと考えているからです。
裏返すと、ビジネスモデル上は問題がないが実践における課題をクリアできず、社会的インパクトを起こすに至らない(または弱い)という問題です。
また、そうした支援については、課題ごとに専門領域が異なることや経営者・担当者との相性も重要な要素としてあります。
以上のことから、弊社一社の価値観やカルチャーによる支援だけでなく、「伴走」という合言葉のもと、支援者間をクライアント(社会起業家やソーシャルビジネスの事業主)が行き来し、その時々で必要な支援を享受できる環境が、結果として確かな結果へと導くと考えています。
SOUを通じて、企業が外部連携や共創の選択肢を知り、1社だけでなくみんなでビジネスを行いながら、目指す社会を実現することができる社会に貢献したいと考えています。 -
取り組みにより、どのような社会的インパクトを起こしてきましたか
若者に社会的インパクトの価値を伝える
◆社会的インパクトが生まれる新規事業開発
社会的インパクトを生み出したい事業者が、実際にインパクトを起こすことができること。またそうした試みへの挑戦を支える存在があることが、新たな担い手を生み出すことに寄与しています。
例)補助金に依存しないNPO
社会性の高い事業を補助金を頼りに進めていたNPOに対し、補助金に依存しない、ビジネスを手段とした事業化の支援を行いました。
ビジネスの専門知識がないことから、なかなか軌道に乗ることが難しかったところ、弊社がビジネスモデルづくりから営業・広報までを伴走支援することで、サービスに対して協賛企業の獲得が生まれ、補助金依存を脱する兆しが生まれています。
生み出したインパクト:非営利組織における持続可能な事業展開。補助金依存を脱却した利益づくりから、新たな雇用の可能性の拡大。
◆未来の京都経済の担い手づくり
伴走先の顧客や研修プログラムの受講者が、社会課題に触れることで、社会的インパクトを起こす価値の理解者が増えています。
例)アントレプレナーシッププログラムを受講した高校生
プログラムを受講した当時高校3年生の参加者が、京都の社会起業家の講演とワークショップを体験し、自身がどんな社会課題に興味関心があるかを掘り下げ、実践の伴走支援を行いました。
嵐山における観光課題に注目し、現地の観光事業者と住民にヒアリングを行い、ビジネスプランを立案し、事業者への提案を実施。
結果として、まだ実現に向けたタイミングが早いことから実践は見送りになりました。しかしながら、参加者は京都の大学に進学し、継続して嵐山の課題に取り組むために学生団体を発足し、活動を継続しています。
生み出したインパクト:社会的インパクトの価値を知る担い手の輩出
インパクトを生み出す実践者の輩出 -
今後のビジョンや展望により、どのような社会的インパクトが期待できますか
伴走支援で生まれる、新たな価値と挑戦
◆社会的インパクトを減らさず、加速を広げるインパクト
社会的インパクトを生み出す事業者に対して、インパクトを生み出す支援とともに下記3点の貢献があると捉えています。
1)スピードを上げたインパクトの創出
2)経済性を伴う、持続可能な事業展開
3)未来の京都を担う、インパクトを生み出す人材の育成
これらのインパクト創出のための弊社のギャラクシー経営による伴走支援によって
・社会的インパクトの創出率の高いまち京都
・ソーシャルビジネスを学び実践する、事業の成長に期待ができる京都
、社会的インパクトの減少を防止するだけでなく、
京都というまちそのものが、社会的インパクトを生み出し育む土壌を持つ経済と社会性のある事業活動が可能な豊かなまちへと深化するインパクトに寄与します。
◆企業の伴走者が自然増加するインパクト
弊社が育んだ「伴走メソッド」は一定の標準化(=一定のスキルや経験があれば伴走ができる状態)が見えた際に、オープンソース・共有財産とし公開します。
社会的インパクトを生み出す企業が、その難易度の高さから取り組みを諦めずに済むために必要な支援者が増えるための仕掛けとしての知財共有により、支援者の増加>>社会的インパクトの増加>>京都の社会インパクトの輩出率UP へと促します。
◆予期せぬ価値の創造
事業開発の支援においては、必ずしも事業化に至らないケースもあります。その一方で、弊社の伴走支援による事業開発では、その会社・部署・個人の「らしさ」を大切にした開発支援を行うことから、新たな価値の兆しが生まれることがしばしあります。
例)小売業におけるEC事業開発からスタジオ(教室)事業開発へ
ECサイトでの物販の伴走支援中に、伴走先が大切にしていることが「体験」であることが判明し、体験ができる事業も実施することになりました。これは、EC事業の推進のみであれば気づかず、自社の理念に基づき、何を大切にするための事業であるかを考えたからたどり着いた事業ドメインでした。現在は、カルチャー教室から展示会など幅広くその業界を味わう体験の機会を提供する場が展開されています。 -
従業員・顧客・取引先への配慮
顧客や関係者との対話で本質的な環境創出
<組織体制の強化>
自社を取り巻くステークホルダーの生態系マップを作成し、自社の企業活動における影響を確認する時間を代表・従業員・顧問で確認する機会を設けています。
<ステークホルダーとの対話>
上記の生態系マップの作成・確認の取り組みに加え、顧客を中心に、インタビュー記事制作を通じた対話の機会を設けています。
自社の活動の影響や課題がないかを確認し、支援によって生まれたインパクトについての対話を行なっています。
<差別の禁止、労働安全衛生の徹底、働きやすい労働環境の整備>
社労士と顧問(大手企業で健康経営や人事を担当したシニア人材)を活用し、上記整備にかかる
・注意すべき事項の確認
・最新の業界情報の共有
・問題が発生した場合の相談、対応の環境整備
を行なっています。
<人材育成>
業務に必要な知識や心構えといったソフト面を強化する「外部研修」への金額補助や各地で開催されるCommunity Based Companies forumへの参加など、マインドから知識、スキルを身につける機会提供を従業員に行なっています。
また、キャリアコンサルタントによるキャリア面談の実施など、ワークキャリア以外の支援についても機会を設けています。 -
地域社会への配慮
京都の現場とともに、価値を編む
<地産地消の推進>
事業開発・改善支援において、文字通りの地域で栽培されたものを活用した商品づくりを推奨しています。
また、できるだけ地域企業間にお金の循環が生まれるように、仕入先から販売先をまずは京都市内から事業者選定を行うなど、地域循環を意識した選定基準を推進しています。
例1)商品開発における地域企業が地域で生産する商品の活用
例2)弊社Webサイト制作は、京都市内の事業者によるプロジェクトチームを結成し制作。地域内に経済の循環が起こることを意識
<地域・京都市への参画>
・京都市「ユース・アントレプレナーシッププログラム」の企画運営
・京都市「事務事業評価委員会」の委員参加
・京都市教育委員会「京都ならではのSTEAM教育充実に向けた調査研究 検討会議」の委員参加
・京都市立開建高等学校「経営アドバイザー会議」の委員参加
・「京都・地域企業未来の祭典」のエントリー
また、社会実験を後押しする伴走支援(相談会の企画運営)
・U35-KYOTOへの活動参画|下京区役所と連携したまちづくりへの協力
・クライアントの、地域活動への参画促進 -
環境(未来の社会)への配慮
命・環境・文化を学ぶ体験を地域で創出
<温暖化対策・2050年CO2排出量正味ゼロへの取組>
「2050京からCO2ゼロ条例」の理念に賛同し、CO2排出量削減に資する行動を推進として、公共交通機関での移動を中心とし、コワーキングスペースなど共同利用が可能なスペースでの業務遂行を推奨し実施している。
<環境教育・学習の推進>
学校・大学での学習プログラムや企業が行う研修において、
持続可能な社会や地球環境に気づく内容のコンテンツ制作を実施。
例)命を考えるプログラムにおいて、1次産業事業者を訪れ
「いただきます」の意味と価値を考えるプログラムの開発など
<地域ぐるみでの子育て支援>
子育て支援関係のNPOや地域団体への無料相談や寄付、協賛の支援
例)NPO法人京都子育てネットワークへの寄付や事業開発の無料相談の実施など
<文化の継承・発展>
・京都市教育委員会と連携した「たくみのわざクラブ*」の運営協力
(https://godhands.space/area_kyoto-city)
・第十回糺能 企業協賛(https://tadasu-noh.jp)
*京都の伝統産業をはじめとする職人から子どもたちが「守破離」を学び、将来の担い手育成のきっかけを生み出している




